【キングソロモンの足跡をたどる👑✨旧約聖書から読み解くソロモン王の功績その３】イスラエル第3代ソロモン王について知る前に…初代・2代目の王たちについて②

2024/04/05

カウンセリング

昔の王位継承は、世襲制ではなかったようです。

預言者が神から言葉やインスピレーションを受け取り、

それに従って、洗礼が行われていたようです。

そして、神が選ぶ王は、とても心が清く、

神の教えに従い、敬虔に神の言葉に従う人物。

だけれども、時の経過とともに、

その心が薄れ、エゴの囁きに従った王たちが、

失敗（神に逆らう）の道を進んでしまい、

子々孫々にも及ぶ罰を受けることになってしまう。

ここに、古い書物の中の人物たちからの教訓が、

多く遺されているように思います。

敬虔に、神を敬い、自惚れない。

すべては神から与えられたものだという謙虚さを忘れないようにしたいものです。

さて今回は、引き続き【サムエル記】から、
ダビデの活躍とサウルの嫉妬のお話し。

ゴリアテの挑発

イスラエルとペリシテの戦いの際、
ペリシテ人の巨人であるゴリアテが立ちはだかりました。
ゴリアテは身長3メートル近くあり、青銅のかぶと、57キロのよろい、
青銅のすね当て、7キロの鉄がついた青銅の投げ槍を装備していました。
彼はイスラエル軍に向かって挑発し、一騎打ちを行おうとしました。

ダビデの登場

この時、若い羊飼いであるダビデが戦場に現れました。
ダビデは兄たちに食べ物を届けるためにやってきたのです。
ゴリアテの挑発を聞いたダビデは怒り、
自分が立ち向かうことを決意します。

ダビデ VS ゴリアテ

ダビデは装備を脱ぎ捨て、
たった1つの杖と5つの石を持ってゴリアテに立ち向かいました。
彼は石を投げてゴリアテの額に命中させ、巨人を倒しました。
予想を裏切る瞬殺の勝利でした。

サウルの嫉妬とダビデの逃避

ダビデはゴリアテを打ち倒した英雄として名高く、
サウル王は彼を気に入りました。
しかし、ダビデの評判が高まるにつれて、

サウルは嫉妬心を抱くようになりました。
サウルはダビデを殺そうとし、ダビデはサウルの元を離れて
逃げることを余儀なくされました。

ダビデの妻ミカルの機転

ダビデはサウルの音楽療法で立琴を演奏しているとき、
サウルはダビデを目掛けて投げつけた槍を

三度も身をかわして避けました。

また、ダビデは妻のミカルによっても難を逃れました。
ミカルはサウルがダビデを殺すために人を送った際、
ダビデを窓から逃がしました。

その後、ダビデは約七年間、
サウルの目を逃れてさまざまな場所に隠れて逃げ続けました。

ダビデとサウルの衝突

このように、ダビデは勇者ゴリアテを討ち、名声を上げたために、
サウルは嫉妬に狂い、ダビデの命を度々狙うようになりました。
しかし、ダビデはサウルに対して手を出さず、神に忠実でした。
サウルの息子ヨナタンもダビデの味方であり、二人は親友となりました。

結局、ダビデはイスラエルの王として戻ってくることになりますが、
サウルやヨナタンが戦死した後でした。